高知県立窪川高等学校長 川田 弘人
窪川高校ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
本校は、現在1年生37名、2年生25名、3年生14名、合計76名の生徒が在学する高校ですが、少人数の強みを生かして、学習、生活、進路などについて、ICTによる指導や個別の対応を行っており、生徒と教職員の距離が近いことから、和やかに3年間を過ごすことのできる学校です。そして、本年度は80周年を迎え、大きな進化が期待される学校です。みなさまに窪川高校を知っていただくために、本校の特徴をご紹介します。
起業精神を育む取組
本年4月より成年年齢が18歳となりました。契約や金融などの課題もありますが、様々な資格の取得や権利も18歳に与えられました。本校は第3の進路として、卒業後に起業することも視野において、生徒を育成してまいります。
多彩な学びと学び方
ICT活用が進んだ本校は、校舎だけでなく、ヴァーチャル上にも教室があります。タブレットを使用して授業を受けることや宿題(課題)の提出、様々な募集やアンケート、資格試験の案内、連絡事項もタブレットを使います。また、校外の教員の授業を受ける遠隔授業を行い、レベルの高い学習が少人数で行われています。
地域課題研究
本校では、起業精神を育む取組の中核として3年間を通して学校設定科目「地域課題研究」を中心に、商業や農業、家庭科の授業とも関連させながら、地域のことを知り、起業に挑戦し、地域課題やその解決に向けた研究を行います。
将来にあわせて選べるコース
本校には将来の夢や希望を叶えるために2年次から「地域リーダー養成コース」と「進学コース」の二つから選んで、コース別の学習や体験を行います。それぞれ、個別の得意分野や学びたいことに応じた授業を受けることができます。
令和7年度新大学入試に対応した教育課程
本校のカリキュラムは、新しい学習指導要領に準拠し、進学コースは新たな大学入試制度にも対応したカリキュラムとなっています。四万十町の支援による町営塾「じゆうく。」との連携により、学習支援や進路相談は手厚く、個別指導が充実しています。
多彩な特徴をもった部活動
本校は、全国に先駆けて地域の文化・スポーツ団体と連携する「地域部活動」に取り組み、文化的な創作なら何でもできるクリエイティ部、どんなスポーツでもチャレンジできる総合スポーツ同好会に所属すれば、どのような活動でも部活動として取り組むことができます。新たな活動に挑戦してみませんか。
地域に親しみ仲間をつくる学校行事
本校の学校行事は、節目となる文化祭や体育祭だけでなく、地域と触れ合う小さな行事がたくさんあります。また、地域の専門家のご指導をいただく機会も多く、様々な方との出会いは将来につながる可能性を秘めています。
取組方針
本校は、共感的な校風を背景に「分業と貢献感」を実践し、地域や自分たちの幸せを創造する人材づくりを目指しています。そのために起業精神を育む取組として、社会や地域における協働・分業・役割などを考える機会をつくり、AIやSDGsの時代を生き抜くための知識、技能、思考を身に付けるカリキュラムを実践します。また、「私」や「あなた」ではなく、「私たち」で頑張れる人材をつくれる学校を目指します。このホームページを見てくださったみなさんが、パイオニア(開拓者)となり、地域のサポーター、やがてリーダーとなり、新たな地域創造につながることを期待しています。